カワハロってどんなイベント?怖くて楽しいカワサキハロウィン2024の魅力
ハロウィン期間には毎年さまざまなハロウィンイベントが各地で開催されます。中でも全国最大規模を誇るのが「カワハロ」です。
名前は聞いたことがあるという方も多いかもしれませんが、どのようなイベントなのでしょうか?
今回はカワハロの概要や魅力、カワハロの参加に役立つ情報をご紹介します。
目次
カワハロは2021年で終了??
歴史のある「カワハロ」ですが、残念なことに2021年に「カワサキハロウィン」終了が公式HPで発表されました。
「カワサキ ハロウィン」終了のお知らせ
日本でまだハロウィンが珍しかった 1997 年、JR川崎駅前のシネマコンプレックス「チネチッタ」の 10 周年を記念した行事として「カワサキ ハロウィン」は誕生しました。“川崎に東京からも若者を呼べる刺激的なイベントを作ろう!”をテーマに、仕掛けたのは「チネチッタ」の他、川崎を拠点に様々なエンターテイメント事業を展開する株式会社 チッタ エンタテイメントです。スタート直後こそ、参加者集めに大変な苦労をしましたが、大音量のクラブサウンドを轟かせながらの仮装ダンスパレードという、当時としてはかなり尖った企画が徐々に若者たちに支持され始め、「カワサキ ハロウィン」は規模拡大を続けました。それに伴い、川崎を盛上げたいとの気概ある商店街や商業施設が次々と主催に名を連ね、2010年代には、川崎市も含め主催25団体、パレード参加者約3000人、国内外から集まったパレード観覧者約12万人という日本最大規模のハロウィンイベントへと成長しました。しかし 2015 年頃からは、過熱化したハロウィンブームに警鐘を鳴らすネガティブな報道も目立つようになります。同時に、ハロウィンを楽しむ場も大都市の繁華街やテ ーマパークに限らず、一般家庭やネット上にまで広がり、その楽しみ方もどんどんと多様化して行きました。気が付けば「カワサキ ハロウィン」の盛上りもそのピークを過ぎ、私たち主催者がそろそろ止め時との判断をしたのは、実は、日本がコロナ禍に見舞われる直前の昨年2月頃の事です。当初の計画では、GW 明けに大々的に“最終回”を宣言し、華々しくフィナーレを迎えるはずでしたが、予期せぬコロナ禍に阻まれ計画変更を余儀なくされました。しかし、その後も私たちの思いは変わりませんでした。私たちは今、「カワハロ」の次に目を向け、新たな挑戦を始めようとしています。
これまで「カワサキ ハロウィン」に関わって下さった全ての皆様に、心よりお礼を申上げます。長い間、本当にありがとうございました。親子2代にわたって参加下さった方々もいらっしゃいました。私たちの想像力を遥かに超える個性的な仮装者たちとの年に一度の出会いは、他には代えがたい楽しみでした。沢山の素敵な想い出をありがとうございました。
2021年8月27日
カワサキ ハロウィン プロジェクト
カワハロって何?
カワハロとは「カワサキハロウィン」の略称です。カワサキハロウィンは、神奈川県の川崎市内で行われるハロウィンイベントの1つ。
川崎駅周辺を中心に毎年行われており、クラブチッタなどを運営するチッタエンタテイメントが開催しています。
日本で全国的にハロウィンの文化が根付き、大規模なイベントが複数開催されるようになったのは、おおよそ1990年代後半~2000年代前半です。
「カワハロ」が初開催されたのは1997年のこと。
つまり、日本のハロウィンブームの先駆けとも言える歴史あるハロウィンイベントなのです。
近年のハロウィンブームの中、イベントの規模も大きくなり、昨年は約2,000人がパレードに参加、観衆が約12万人にも上るビッグイベントへと成長しました。
カワハロの魅力
そんな大人気のカワハロですが、カワハロの魅力とはどのような部分にあるのでしょうか?
カワハロは開催期間が長い
ハロウィンイベントは多数ありますが、イベントの実施期間についてはハロウィン本番である10月31日、あるいはその付近の土日など休日を利用し、1日もしくは数日開催というパターンがよく見られます。
しかし、カワハロの場合はメインイベントであるパレードのほか関連コンテンツなども合わせ、さまざまな企画が10月中を通して行われます。
ハロウィンを長く楽しめるなんて嬉しいですよね。
ダンシングパンプキン ~クラブイベント~
パレードの後に毎年行われるショウ&クラブパーティー。
パレードを先導したアーティストや厳選されたDJ達が次々と登場して仮装者達を更なる熱狂に導きます。
ハロウィンらしくホラーテイスト
ハロウィンの起源は古代ケルト民族。10月31日が古代ケルト民族において、霊界の門が開き、この世のものではない存在が現世に現れる時期であったことに由来するものです。
そのことにちなみ、幽霊・モンスターなど、ホラー色の強い行事と認識されてきましたが、近年は仮装という部分がピックアップされ、ノージャンルなコスプレイベントのイメージも広がっています。
ただし、カワハロはホラーテイストが強調されていることが大きな特徴です。
例えば2019年はホラー映画の上映会やホラー作家のトークイベント、怖い体験談募集などの企画が行われました。
また、メインイベントであるパレードにおいても、ホラー色を押し出した仮装が多く、
特殊メイク顔負けのリアルで迫力ある仮装も見受けられます。
大規模だから気軽にチャレンジできる
ハロウィンイベントに興味がありつつも、勇気がなくてなかなか参加できないという方もいるでしょう。
そんな方はぜひカワハロでハロウィンデビューしてみてはいかがでしょうか。
カワハロは全国的にも特に規模が大きいハロウィンイベント。
つまり、カワハロの参加者は大勢いるので、誰が初心者で誰がベテランで、などということは気にする必要がないとも言えるでしょう。
ハロウィンの仮装はマナーさえ守れば経験年数は関係ありません。
今までの歴代カワハロ開催内容
カワハロはその年によって、異なるテーマを掲げたり特別な企画を用意したり、毎年変化に富んでいることも大きな特徴です。
ここでは、近年のカワハロの開催内容をご紹介します。
スター・ウォーズとのコラボ(カワハロ2016)
2016年のカワハロは1997年の第1回開催から数え、20周年を迎える記念すべきイベントとなりました。
この年は「進化するカワサキ 〜世界に誇る、これぞ“ニッポンのハロウィン”〜」をテーマに掲げ、従来以上にパワフルな企画を展開。
中でも「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の公開を記念したスター・ウォーズとのコラボパレードは目玉の1つ。
川崎市長やカワハロの代表者であるチッタエンタテイメント美須社長、ゲストの鈴木福くんなどもスター・ウォーズにちなんだ衣装で登場し、会場を湧かせました。
一般参加者にもスター・ウォーズの仮装が多く見られ、中にはそのまま映画から出てきたようなクオリティの高いものも。
世界的人気映画とハロウィンのコラボ、ファンにはたまりませんよね。
また、国内外で活躍するグローバルなダンスユニット「Ayabamb」をキービジュアルに起用。
プロジェクションマッピングとパフォーマンスをMIXしたショーの開催など、先進的な試みも多く、カワハロのバイタリティを感じさせる内容でした。
「LOVE&JOY」をテーマにピースフルな企画が満載(カワハロ2017)
2017年カワハロのテーマは「LOVE&JOY」。
多様な人が楽しめるイベントを目指し、さまざまな特色をもった参加者がパレードする「プライド・パレード」が開催されました。
また、パレード類の車いすユーザー参加者枠を拡大。
そのほか、大人気キャラクター「ミニオン」に扮してさまざまな企画に参加する「MINIONS RUN KAWASAKI Halloween 2017」も行われました。
ミニオンのコスチュームはイベント側から配られるので自分で準備する必要なし!どこを見てもミニオンだらけの景色は壮観ですね。
スタンプラリーや写真撮影など、体験して楽しめる「カワハロ ミニオン大行進」、DJを迎えパフォーマンスを楽しむアフターパーティー「カワハロ ミッドナイト大悪党大会」など、魅力的な企画が用意されました。
「ハロウィン・アワード」がより開かれたコンテストに(カワハロ2018)
2018年は「カワサキから世界へ!」をテーマに、より大規模なイベントを展開。
第1回から毎年行われている仮装コンテスト「ハロウィン・アワード」は、従来のステージ審査から、応募者が写真を投稿する全員参加可能なシステムに変更され、より多くの人が楽しめる形になりました。
また、国内外で話題を呼び2018年を代表する作品として大ヒットを記録したゾンビ映画「カメラを止めるな」とのコラボ企画も用意。
ハロウィン・パレードへの監督やキャスト陣の参加、カメ止めグッズがもらえるゲームの設置、アフターパーティーでの劇中音楽パフォーマンスなど、さまざまな場面でイベントを盛り上げました。
カワハロがおすすめなのはこんな人
カワハロは誰でもハロウィンを楽しめるイベント。その点を踏まえて特におすすめな方とはどんな方でしょうか。
ホラー仮装でイベントを楽しみたい人
まずおすすめなのは、ホラー仮装をしたい方。ハロウィンパレードはイベントによって雰囲気がさまざま。
ポップなパレードやおばけ・モンスター系の仮装がほとんどないパレードもあります。
カワハロはホラーな仮装をする参加者が多いため、同じくホラー仮装を考えている人にとって参加しやすいでしょう。
「安定感のある」ハロウィンイベントに参加したい人
カワハロは1997年に初開催、2019年時点で23回開催の実績をもつ歴史あるイベントです。
また、かなり大規模なイベントでありながら、現在も毎年進化を目指し、積極的に新しい企画を行っています。
このように、豊富な開催実績をもつイベントの強みは運営がイベント開催に慣れていることです。
安定感のあるハロウィンイベントに参加したい方にはカワハロは非常におすすめです。
さまざまな企画を楽しみたい人
また、ハロウィンにまつわるさまざまな企画を楽しみたいという方にもおすすめです。先に紹介しましたが、カワハロは開催期間中に楽しいコンテンツが豊富に用意されています。
1人でも友人同士でも思い切りハロウィンを満喫できる、それがカワハロです。
ハロウィンアワード カワハロに参加する際の耳寄り情報
カワハロでは、パレードの参加者を対象にした仮装コンテスト「ハロウィン・アワード」が開催されます。
審査員が会場を回って審査するため、手軽に参加できる上、入賞すれば賞金・商品をもらえるチャンスまであるスペシャルな企画です。
仮装を楽しんでなおかつ賞金・商品をゲットできるかもしれないなんて嬉しいですよね。ぜひとっておきの仮装で、入賞を目指してみませんか?
また、荷物が多くなりがちな仮装参加者にありがたい荷物預かりサービスや、川崎近辺を観光したい方向けの自転車シェアリングサービスなど、カワハロや川崎がさらに楽しめる便利なサービスも充実しています(いずれも有料です)。
カワハロの参加方法
カワハロは約1ヶ月のイベント期間の間に、さまざまな企画が行われます。
カワハロに参加する場合、各企画単位で参加方法を確認する必要があります。
例えばハロウィン・パレードは事前に有料チケットの申し込みが必要です。クラブパーティー「ダンシング・パンプキン」は無料で参加することができます。
このように、企画によって参加方法や参加費などが異なるため、事前チェックしておきましょう。
また、各企画の開催日程もそれぞれ異なります。イベント期間中にほぼ通しで行われる企画もあれば、1日限りのものもあります。
10月初めに行われるもの、ハロウィン近くに行われるものなど時期もさまざまです。
自分の参加したい企画を流してしまわないよう、カワハロのスケジュールを一通り見ておくのがおすすめです。
なお、カワハロは複合商業施設「LA CITTADELLA」を中心に、川崎駅周辺の各箇所・各店舗なども会場に、広域で行われています。
企画によって開催スポットも異なるので、当日別な場所に向かわないように要確認です。
まとめ
カワハロはハロウィンイベント好きならぜひ押さえておきたいビッグなイベント。
仮装はもちろん、仮装以外の企画も盛りだくさんで、非常に参加し応えがあるでしょう。
1人でも誰かと一緒でも、きっとハロウィン気分を満喫できるに違いありません。ぜひこの記事を参考にしながら、今年のカワハロをチェックしてみてくださいね。
photo by カワハロ https://kawasakihalloween.com/